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何年か前に買い、途中まで読んで、ほっておいた幸田露伴の「五重塔」を
久しぶりに読み返した。
以前は、その旧仮名遣いの文章が苦手で、途中で投げ出したのだが、
今回は、第一章を10回ぐらい繰り返し読んで、慣れたところで一気に読んでしまった。
主人公であるのっそり十兵衛が、義理も人情も捨てて、
唯ひたすらに五重塔の建立を請け負うことを願い、無事成し遂げるまで、
その間にまつわる周囲の人間関係を描いている。
この本は、第31章の終わりから第32章にかけての暴風雨の表現が、ことのほか素晴らしく、
絶賛されていたのだが、果たして、身震いするほど、とても素晴らしかった。
そのほか、やはり建築に携わっている者としては、その十兵衛の生き様に感銘を受けてしまい、
いかに己が、怠惰な仕事をしているのかと、全く持って反省させられる。
いやいや、良い本でした。
で、火天の城を観た。
いや、正確にはこの映画を観て、五重塔を思い出して読み返してみたのだ。
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おい、これパクリじゃないのか?
細かいところは違うのだが、構成といい、流れといい、同じやん。
山本兼一の小説を読んでいないのでなんとも言えないが、この映画は同じやん。
ぐうう、のっそり十兵衛と岡部叉右衛門とが、かぶる。
むむむ、細かいところは違うと書いたが、わざとにその部分は変えたと言ったほうがいい。
なかなかいい映画だったのに・・・・・・本歌取りなのか?
是非とも、誰か火天の城と五重塔とを両方知ってる人がいたら、意見を聞かせてください。
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- 2009/10/17(土) 10:52:09|
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